先日、
公開前から話題に
なっていました
“ボヘミアン・ラプソディ”を
鑑賞してきました。
世界的に
有名なイギリスの
ロックバンド“Queen(クイーン)”
の誕生から栄枯盛衰を
描いた回顧録的な
映画でした。
私事ですが、
14歳頃にロック、ヘビメタ
などに興味をもって、
その当時、テレビでは
深夜に小林克也さんが
MCをやっていた
“ベストヒットUSA”を
欠かさず見て、
毎週のように
レンタルレコード店で
新作アルバムをチェックして、
その情報を基に
中学校では、
“海外ミュージシャン”談議に
花を咲かせていました。
なにか、夢中になって
好きになれた分野でした。
さて、
映画の中身に
触れていくと、
Queenのボーカルであった
鬼才ともいえる
フレディ・マーキュリーが
加入したことで、
一気にスターダムに
駆け上がりました。
Queen4人メンバーでも、
ひときわ偉才を
感じさせる演出でした。
私が
当時、聞いていた
ロック・ヘビメタで、
凄い音楽性・創造的メロディを
感じたのがQueenでした。
只々、うるさい音楽ではなく、
綺麗なハーモニーや
聞かせることを
前提に作った曲、
そしてメンバー4人の
際立った楽器演奏テクニック、
本当にどれをとっても
素晴らしいバンドで
あると今でも思います。
そして、順調に
売れ続けるかと思うと、
新曲“ボヘミアン・ラプソディ”の
発売をレコード会社から
反対されたり、
“尺”が長すぎるということで、
有名ラジオ局で
放送されることを
拒否されたり、
様々な苦悩・逆境を
抱える羽目に
なりましたが、
メンバー全員自分たちの
可能性を1ミリも疑うことなく、
どんどん新譜を
発表していきます。
それと共に、
世界中でコンサートが
開催されて、観客動員数に
おいて当時でも
驚異的な記録を作り、
黄金期を迎えていきました。
人気・興行収入が
潤沢な中でも、
唯一満たされていないもの
がありました。
フレディーの心の隙間です。
たしかに人気があり、
収入も十二分にもらって、
豪邸に住み、
気まぐれでも
ホームパーティをすれば、
多くの似非ファンに囲まれて
一時的ですが悲しみを
紛らわせることが
出来たでしょうが、
いつまでも埋まらない
フレディーの心の空虚感・・・・。
“寂しさ”を紛らわせるといって、
言葉巧みに言い寄ってくる
輩に都合よく使われて、
空虚な心のフレディーは、
他3名のメンバーとの
折り合いも悪くなって
しまいます。
遂にはメンバーに相談なく
巨額契約金が目的で
あった訳ではないですが、
ソロ活動を実施しましたが、
今までのようにはいかず、
さらに当時
まだ公開されていなかったフレディー
の両性愛疑惑に
対するマスコミからの
攻撃がますますフレディーを
孤独にしていったと思います。
フレディーにとって
音楽活動が
単なるレコード会社との
契約のための“義務”に
なった時、
音楽活動が
苦難・苦悩に変わった
瞬間だったと思います。
そして、究極の不安を感じ、
さんざん苦しみに、
苦しんだ末に、
たどり着いたある結論は、
“やっぱり、メンバーは家族で、
最も大切なもの”
”フレディーの音楽活動には、
メンバーが不可欠なもの”
でした。
フレディーは、
メンバーに深く謝罪して、
もう一度グループとしても、
音楽活動を懇願し再開した。
そのシーンの挿入歌が
フレディ・マーキュリー
作詞/作曲
“伝説のチャンピオン”で、
一部日本語訳された歌詞を
下記にご紹介します。
私は、この歌詞を
決してフレディー個人の
体験によるものだけでなく、
私達もきっと同じ体験を
しているんじゃないか、
と思うのです。
“だれも私の事なんて、
わかってくれない”
“こんなに苦しい思いを
しているのに、
誰も私を助けてくれない”
なんて、思ったことが
一度や二度は
あるんじゃないでしょうか?
そして、その苦しみを
感じるたびに、
なかったことにして
誤魔化したり、
“苦しくなんかない”とか
言って強がってみたり、
していた経験・体験が
あるんじゃないのか、
って思うんです。
私がそうであったように・・・。
その苦しみ・悲しみ・苦難・
苦悩・孤独感と向き合うことは、
とても勇気がいることだと
思いますし、ときに嫌になって
逃げだしてしまうことも
あったと思います。
ときに怖くなって、
自分を、周りの人を
責め立てたかもしれません。
凝り固まってしまった
かもしれません。
しかし、
最後に自ら向き合うと
“決めてみた時”、
周囲の人達はきっと
あなたの治癒力を
信じて、応援して
くれるでしょう。
そして、その
苦しみ・悲しみ・
苦難・苦悩・孤独感を
乗り越えた時、
あなたが以前に
感じていた
恐怖や悲しみに
支配されて、
本当のあなたでなくなる
機会は極端に
少なくなると思います。
その経験があなたを
成長させてくれたことに
気が付いて、
その苦しみ・悲しみ・苦難・
苦悩・孤独感が
必要だったと理解できる
かもしれません。
感謝できるかもしれません。
ひとりぼっちで、
その苦しみ・悲しみ・苦難・
苦悩・孤独感に向き合うのは、
嫌だなと思われる方は、
私に連絡ください。
お待ちしています。
伝説のチャンピオン
歌詞・日本語訳 一部抜粋
I've paid my dues
代償は払ってきた。
Time after time
それこそ、何度も何度も。
I've done my sentence
処罰を受けてきたんだよ。
But committed no crime
でも、何の罪も犯してなんかいない。
And bad mistakes - I've made a few
それはさ、確かに間違うことだってあったよ。
I've had my share of sand kicked in my face
その度に地面に突き倒され、
顔面に蹴りを入れられ砂を噛まされても、
But I've come through
やり続けてきたんだ。
(And I need just go on and on, and on, and on)
何があっても続けて、続けて、続ける。必要なのはそれだけだ。