コロナウイルスの
感染拡大を防ぐ観点から、
“3密;集・近・閉”を回避する、
外出自粛、イベント開催自粛、
臨時休業などが相次いで、
気持ちも沈みがちですよね。
このような状況下では、
人間本来持っている
自己保存欲求(エゴ)が
出やすくなったりする影響で、
まずこのような事態を
経験したことがないから、
恐怖心・不安を
感じて身構えることから始まり、
その程度が強いと
“怖い”という感情表現が
出来ないで、
“怒り・激怒”に変換されて
表現され、周囲の人達を
不本意に傷つけてしまう
ケースもあります。
外部環境に
流されてしまって、
凄くエネルギーを
消耗させられている
状況であると思います。
これに反して、
自分自身の“使命”
に生きる、
外部環境がどうあろうが、
自分の内面から
湧き上がってくる
エネルギーを使って、
自分が今生で
やるべきことをやる、
外部環境に
左右されない、
流されない生き方
があると思います。
言葉はかっこいいですが、
本当に自分自身の使命
に従って生きる、
とはどういうことなのか?
を私は考えさせられます。
今回、出会った本は、
2009年6月25日に亡くなった
マイケル・ジャクソンが
たどった運命の
隠された諸相を
長期に渡って綿密に
調査した結果を
基に書かれた
という本で、
マイケル・ジャクソンが
如何にご自身の使命に
生きていたのか、
がよく理解できました。
読み取れた彼の使命は、
Save the children
(子供を守ろう)、
Heal the world
(世界を癒そう)、
人種差別をなくそう、
などであり、
そのために、作詞/作曲、
歌唱、ダンス、舞台演出など
コンサート全てに
関わるエンターテイメントを
通して、
世界中の人達に
訴えていたのだと思います。
当時のマイケル・ジャクソンの前
に立ちはだかった
外部環境(障壁)とは、
・当時人種差別が
色濃くあり、
アフリカ系アメリカ人に
対する壮絶な人種差別
・全くでっち上げにも関わらず、
小児性愛者であると
ゴシップ誌に書かれ、
いわれのない批判を受けた
・児童虐待疑惑をあたかも
本当に起きたように
ゴシップ誌に書かれ、
不遇な待遇を受けた
・整形疑惑(肌を白くする)
⇒ 実は白斑という病であった
・企画運営会社による
尋常ではない
コンサート回数の
設定からの過労、睡眠障害
・でっち上げ児童虐待に
対する高額損害賠償
訴訟多数
・企画運営会社からの
パワハラ、理不尽な扱い、
利益搾取
・警察・弁護士・担当医師
からの裏切り
などなど、とても辛辣な、
筆舌しがたい待遇を
受けていた
マイケル・ジャクソンが
持病である
自己免疫疾患である
エリテマトーデスと
白斑を抱えながらも、
精神的にも、肉体的にも
追い込まれて、
不可解な行動/判断も
見受けられましたが、
最後の最後まで諦めずに
活動し続けられた訳です。
それはおそらく、彼は使命に
生きたのだと感じます。
彼の作品全てにおいて、
亡くなって10年以上経ちますが、
未だに色褪せることなく、
相変わらず人々を鼓舞し、
感動させ、
熱狂させるものばかりです。
ここに使命に生きた本質が
あるのでないか、
と思います。
どんなに時代が変化しても、
人々の嗜好性が変化しても、
流行り廃りがあったとしても、
国境を越えて、人種を超えて、
時空間を超えて
大切なものであると思います。
彼が活躍したことで、
アメリカ史上初有色人種が
大統領に選ばれたことも
決して忘れてはなりません。
世界を変えるのは、
グループでも、政党でもない。
世界を変えるのは、
たった一人の使命に
生きるあなたなの
かもしれない。
その道は
決して楽ではない、
安穏ではない。
むしろ苦悩・逆境に
満ちていますよ。
“それでも、
あなたはその道を
生きますか?”
と問われた時、
その道がある事に
気が付いた人達は
必ずこう返答されると
思います。
“生きます”と・・・・
(私が今まで出会った
人々や私自身が
そうであったように)
世間一般の
方々から見れば、
“なんで、
そんなしんどい・苦難/苦悩
の道を選ぶの!?”って
不思議がられる
かもしれません。
でも、この道を歩く人達は、
外部環境に左右されず、
ご自身の内面に
湧き上がる本当の幸せを
感じることが出来るのだと
思います。