昨日、Webニュースで、
“女優 深田恭子
活動休止を発表・・・・・・
適応障害で”という
見出しを見て、
私が感じるのは、今の世の中、
適応障害と診断が
つかないまでも、
同じような苦しみを
抱えている方々は
多くいると思います。
まず、適応障害について、
厚生労働省の
ホームページから引用した
説明文によると、
“適応障害は、ある特定の状況や
出来事が、その人にとって
とてもつらく耐えがたく感じられ、
そのために気分や行動面に
症状が現れるものです。
たとえば憂うつな気分や
不安感が強くなるため、
涙もろくなったり、
過剰に心配したり、
神経が過敏になったりします。
また、無断欠席や
無謀な運転、
喧嘩、物を壊すなどの
行動面の症状が
みられることもあります。
ストレスとなる状況や
出来事がはっきりしているので、
その原因から離れると、
症状は次第に改善します。
でもストレス因から離れられない、
取り除けない状況では、
症状が慢性化することもあります。
そういった場合は、
カウンセリングを通して、
ストレスフルな状況に
適応する力をつけることも、
有効な治療法です。”
ということですが、
私もサラリーマンを辞める前は、
特に通勤で最寄り駅に
向かう途中で、
よく吐き気を
感じていました。
当時は、
原因がストレスにあるなど、
全く理解していなかったので、
特に気にはとめて
いなかったのですが、
今から考えると、
一瞬のうちに感情が
激しく波打ち、気分の変化が
凄かったと思います。
そのおかげというか、
山積みになった仕事を
こなしていく熱量を持てましたが、
その反面、気分の落ち込み、
気忙しい感覚は
ひどかったと思います。
もしなにか身体の変調を
訴えていれば、
診断がついていたかもしれません。
そして芸能人の場合、
ストレスによる
“適応障害”
や
“パニック障害”
などで、
活躍の絶頂期に、
活動を無期限休止に
なる方々も
多く見受けられますよね。
診断が公表されないまでも、
“充電中”
“留学”
“一時休業”
などで、
一時的に芸能活動から
距離を置く方々も
いらっしゃいますね。
なぜなら、
芸能人は視聴者から
期待されている理想像、
“いつもニコニコして、明るい”
“誰よりも、可愛い、綺麗”
“独創性があって、興味深い”
“いつも笑いを提供してくれる”
などをとても多くの方々から
期待されていて、本来、
オフの時間である
プライベートさえも、
写真週刊誌、タブロイド紙の
記者などに極秘密着されてしまって、
気が休まる時がない
状態であったり、仮に変装して
乗り切ったとしても、
カメラ機能付きスマホを持った
一般視聴者に狙われてしまうので
やはり気が休まらないのだと
思います。
そしてこれらのストレスを
発散するために、
“お酒を浴びるほど飲む”
“ギャンブルにのめり込む”
“派手な異性関係を持つ”
“スキャンダルを繰り返す”
“薬物に手を染める”
など、
非日常的な代償行為で、
気分が晴れた錯覚に陥りますが、
実際には麻痺させているだけで
身体や精神を蝕んでいきます。
この
“職業;女優 深田恭子”
というペルソナを取らないまま、
約23年間、トップ女優として
活躍をされてきた訳ですから、
今回、
“適応障害”を発症したことで、
自分自身を取り戻す
時間が与えられたんだと
私は思います。
この事例のように、
“職業;優秀な会社員”
“職業;家事育児を両立する主婦”
だったり、
あなたの周囲の期待に
応えるために、
作り上げた理想像と
現実の自分の間に
苦しんでいる方は
とても多いです。
この
“職業;〇△✖”という仮面
をつけている事さえ、
気付いていない方々も
多いのが事実です。
そして、また、この仮面を
つけていることに
いい加減疲れ切って、
取りたくて仕方ないけど、
メンタルブロックがあって取ることに
躊躇してしまう、という方々も
また多いと思います。
“人間が社会的な
生き物である”
といわれるように、
集団の中にいると、
生存欲求や承認欲求から
その集団の役に立つ役割を
無意識の内に背負ってしまう、
それは無意識的に
なされていることなので、
ほとんどの人が気付いていない。
しかし、
“職業;〇△✖”という仮面
をつけて生きることは
つらく、苦しいものです。
思い当たる方は、是非、私にご相談ください。