先日、日本ハムファイターズの
斎藤佑樹投手が引退を
表明しました。
私としては、“遂に来たか!?”って
多少は驚きましたが、
本当にお疲れ様でした、と
心から敬意を払いたいと
思います。
斎藤佑樹投手といえば、
高校時代には、2006年、
現東北楽天イーグルスの
田中将大投手と投げ合って、
初優勝を成し遂げて、
“ハンカチ王子”の愛称で
親しまれ、一躍、世間の
注目の的になりましたよね。
大学時代でも、東京6大学野球で
歴史的な記録を残したり、
日米野球の日本代表に
選ばれたり、4年生時は
主将として優勝を
経験してみたり、
本当に申し分ない
大活躍をされていた訳です。
ですので、
“プロ野球でも、
もちろん大活躍されるのでは・・・”って、
だれしもが期待していた
かもしれませんが、
結果として、
プロ野球選手生活11年で、
15勝、投手として宿命で
ある肘痛・けがとの闘いに、
何度も何度も嫌になったが
最後の最後まで向き合って、
出来ることは
やり尽くしたんじゃないか、と
私は感じています。
プロ野球に入団するまでの
活躍をみれば、
世間は皆、間違いなく注目して、
大いに期待をします。
“プロになっても、
高校時代のように、
大学時代のように、
大活躍をしてくれる”って・・・・。
でも、他人/周囲(ファン・関係者)の
期待は際限がないので、
この期待のイメージ像に
応え続けようとすると、
必ず燃え尽きてしまう
時が来ます。
斎藤選手が引退に
際してのインタビューで、
“基本的に、ずっと苦しかった”と
表現されているので、
その重みが理解できます。
私達の日常でも
全く同じ事が
起きていると思います。
まず両親の期待があって、
その期待に
ずっと応え続けてきた。
そうすることで、
両親から愛される、
大切にされる状態を
味わってきた。
もし期待に応えられないと、
両親がとても悲しそう、
とても怒っていて怖い、
大切にされない、
愛されない、
と考えて、
恐怖心を感じるから、
恐怖心を感じないように
するために、安全でいるために、
両親からの期待に
応え続ける、ということが
習慣化されてしまい、
その期待が理不尽であっても、
疑問を抱かずに
従ってしまうように
なってしまいます。
わがままを言わず、
我慢していい子でいることを
(両親から期待されて)、
感情を抑えて
我がまま言わないことを
習慣化してしまう
いつも両親が
喧嘩していたので、
お母さんがかわいそうだったので、
(両親から期待されて)、
お母さんの愚痴聞き役に
徹することを習慣化してしまう
成績が良く、有名高校・
大学・企業に所属していることを
(両親から期待されて)、
常に優秀で、博識である状態を
保つために、
自己啓発セミナー通いを
習慣化してしまう
その状態が、大人になると、
両親からの期待が一般化されて、
周囲からの期待に変化していって
本当は完全にオーバーワークで、
休暇申請したいにも関わらず、
(周囲からの期待にこたえるために)、
“ぜんぜん、大丈夫です”
“平気、平気”といってしまう
本当は空虚感の塊で、
自己重要感が低いのだけれども、
(周囲からの期待にこたえるために)
高級ブランド品、スーツ、
靴、かばんを何度も
新調して、有能さ、優秀さを
アピールすることを習慣化してしまう
本当は凄く負担になるので、
“いい人”を止めたいと
思っているにも関わらず、
(周囲からの期待にこたえるために)に、
“いい人”をずっとやり続けてしまう
上記、以外にも、
今となっては、
特に何の疑問もなく、
無意識化されてしまった
行動パターンがあり、
その行動によって、
身体に蓄積されてしまった
我慢が確実に生き辛さ、
苦しさを作り出す訳です。
あなたに、
“もうそろそろ、その期待に
応え続ける生き方は
限界ですよ”って
伝えるために・・・。
ずっと、両親、
ひいては周囲の人達の
期待に応え続けて、
生き辛さを感じている
人達だからこそ、
本当の幸せにたどり着けると
私は考えて、
心理セラピー、カウンセリングを
提供しています。
気になった方は、
お気軽に連絡をください。
あなたの勇気をお待ちしています。