気付いている方も
いらっしゃるかもしれませんが、
私のキャッチフレーズが、
“こじらせ依存症専門
心理セラピスト”
とさせて頂きました。
自分自身の生き様を
振り返ると、
“まさにそうだなぁ”と
思うところが多々あって、
同じように、生き辛さ、
苦しさを持っている人達も
多いのではないか、と
推測しています。
“こじらせ依存症”って、
どんな状態のことを
言っているの!?って
疑問をお持ちの方に、
まず概要を説明すると、
まず思考をこじらせて、
“自分は(周囲と比較して)
劣っている”
“自分は、
周囲の役に立っている時は
価値があるけど、役に立たないと
価値がない”
などのこじらせた思考の結果、
存在価値を作るために、
頑張り続けることに依存して、
頑張り続けている間だけは、
自分自身の劣等性を
感じなくて済むし、
自己肯定ができるので、
頑張り続けることを
止められなくなります。
こじらせた思考の結果、
生き辛さ、苦しさを
感じてしまうので、
誤魔化すために、
何かに依存してしまう、
という図式です。
私の経験をお話すると、
私は物凄い
学歴コンプレックスを
もっていました。
高校時代にたまたま通っていた
塾の塾長が
“無名校から有名大学へ”
ということを生業にしていた人で、
“世間で認められたかったら、
勉強しろ”
“高校時代には、友達は作るな、
友達付き合いは時間の無駄だ”
“いい会社に入りたければ、
いい大学(難関大学)に行け”
などと塾長に言われ続けて、
平日は学校の予習・復習以外に、
受験対策として5時間勉強して、
睡眠時間3時間で
なんとか耐えていました。
土日や春・夏・冬休みになると、
塾で宿題がどんどん多くなって、
それをやりこなすだけで、
10時間以上/1日勉強しないと
追いつきませんでした。
ただ、私の頭の中では、
塾長の言葉がずっと響いていて、
こじらせた思考が作り出す
恐怖心を誤魔化すために、
ひたすら勉強することに
依存していたと思います。
大学を卒業して、
一部上場企業に
就職できた後でも、
私自身が感じる劣等感、
低い自己肯定感を
常に感じていたので、
真逆である
自己顕示欲、優秀であること、
有能であること、
にとことんこだわって、
全てオーダーメイドの
仕立てのいいスーツ、
Yシャツももちろん
オーダーメイド、
ネクタイ、かばんや靴も
ハイブランドで揃えて、
“優秀で有能なエリート社員”
をひたすら演じていました。
さらに、
この“優秀で有能なエリート社員”
の仮面の質を保つために、
自己啓発セミナーにも
多額を投資して、休日のたびに
様々なテーマ
(リーダシップ、戦略的思考、
マーケティングなど)
に通って、
気付けばセミナージプシーに
なっていました。
このような現象が起きたのも、
“会社の役に立っている自分は
価値があるけど、
役に立っていない自分には
価値がない”
“生産性と結果を出せない
自分には価値がない”
などのこじらせた思考の結果、
激務に依存することで、
思い込みによる恐怖心を
誤魔化すことができた訳です。
この後、私は、激務に次ぐ激務で、
月の残業時間が
200時間を超えて、
ココロとカラダのバランスを
こじらせていきました。
“まだまだ、もっともっと”
“泣き言言う奴らは弱い”
“忙しく、売上げ利益を
上げている俺が一番”
など思考をこじらせて、
カラダからの悲鳴は
一切無視して、
激務に耐えていたと思います。
そして、ある朝、原因不明の
全身激痛によって、
立ち上がれなくなり、
廃人状態になりました。
これもこじらせ思考が原因で、
カラダの悲鳴を無視して激務に
依存して、その結果、
原因不明の病になったことで、
自分自身の本当の気持ちを
誤魔化すことが
出来たのかもしれません。
そして、私は
薬物依存・
アルコール依存・
ギャンブル依存など、
社会問題になっている
依存症専門カウンセラーの
資格を持っています。
依存症を引き起こす
メカニズムは、
全て同じで、
緊張と弛緩のバランスが
崩れた時に、依存症は
発生します。
仕事を納期までに、
絶対に仕上げないといけない、
目標ノルマ;売上げ利益を
達成しないといけない、
他人に優秀とみられ
なければいけない、
生産性と結果を
上げなければならない、
などの
こじらせ思考を持っていれば、
“緊張”状態にあると思います。
達成されるべきゴールがあって、
そのゴールに達成しなければ、
物理的に罰則を受ける、
もしくは心理的に劣等感を
感じさせられるからです。
“緊張”をした後に、
バランスを取り戻すために、
弛緩;リラックス状態、
大きく深呼吸してみる、
コーヒーブレイクを取ってみる、
たばこを一服吸ってみる、
小旅行に出かける
などが取れればいいのですが、
何らかの理由で、
弛緩;リラックス状態を経ず、
緊張状態が続いている人達が
多いと思います。
ですから、緊張状態が続く人達は、
一気に弛緩;リラックス状態を
再現できる依存対象に
依存していく訳です。
この世の中に生きていて、
こじらせ思考を持ってしまい、
生き辛く、苦しいを感じて、
誤魔化すために、
何かに依存してしまう、
ということは、
とても身近で発生していて、
社会問題になっている
依存対象の事件だけが
ニュースとして報道されている
に過ぎません。
あなたも他人事ではありませんよ。