みなさんは
人気がある人ですか!?
中学・高校時代に、
“クラスもしくは学校中の
注目の的”
のような存在でしたでしょうか?
それとも、
そのような存在に憧れて、
外見を整えることに
必死だったでしょうか?
よく見られた現象として、
女性・男性アイドルの
髪型・服装・靴・持ち物など
を詳細に真似して、
自分自身も
そのアイドルのようになろう
としていた人がいた、
と思いますし、
ご自身がそうであった
かもしれませんね。
外見・外観;つまり見た目を
懸命に整えようと努力して、
女性では無理なダイエットをされて、
“痩せていれば、
痩せているほどいい”
その状態でいれば、
周囲から承認されて
顕示欲も満たされるので、
ますます外見・外観を
磨くことに懸命に
なるかもしれませんね。
20代30代も
外見・外観重視の
傾向はありますが、
徐々に傾向が
変化していきます。
それは、外見・外観志向から
内面志向に変わってゆく、
ということです。
男性も女性も、
だんだんと外見・外観よりも、
内面を求めていく様になります。
それで、内面が整った人が
人気のある人に
なっていく訳ですが、
では、その内面が整った人とは、
どのような条件を
クリアしている人なのでしょうか?
もっといえば、
どうすれば周囲の人から
指示される人気のある人に
なれるでしょうか?
ということです。
それは、一言でいえば、
“多種多様な人達の話を
聴くことが出来る”
ことです。
これを聞いて、
“たったそんなことでいいのか!?”
って、思われた方もいらっしゃる
かもしれません。
ですが、心理カウンセラー/セラピストは、
クライアントの話を聴くことを
生業としていますよね。
それで、上記の
“多種多様な人達の
話を聴くことが出来る”か、
と言えば、完璧ではないという
回答がありそうです。
なぜ、
“多種多様な人達の話を
聴くこと”
がそれほど難しいのでしょうか?
まず、端的にいえば、
人間だれしも価値観を
持っているので、
その価値観に従って、
判断をしてしまい、
他人のお話を
そのまま聴いていない、
というのが、よく見かける現象です。
それと、
心理カウンセラー/セラピストが
乗り越えていない問題/課題を
持ち掛けられると、
感情が作動してしまって、
感情に飲み込まれてしまうので、
お話を聴いていない状態に
なってしまいます。
事例を挙げて、説明をすると、
心理カウンセラー/セラピストが
母親との関係性の問題/課題を
乗り越えていない状態で、
母親との関係性の問題/課題を
持ったクライアントのお話を
価値判断せずに、
感情が作動せず、
聴くことは大変難しい、
ということです。
これ以外にも、
思考優位派の方々の
お話は、とても論理的で、
理性的で、
エビデンス(証拠)ベースで
お話されるますが、
感覚優位派の方々の
お話は、とても抽象的で、
感覚的で、
場合によっては
主語がなく、
思考優位派の方々は
とても理解できません。
まさに、
“なにいってるか、わかんない”
状態になります。
人間は、本当に多種多様ですよね。
自分自身の中には、
知らない間に作り上げた
価値観があって、
その価値観を
行使している際は、
正義感・義務感に
満ち溢れているので、
他人のお話はそのまま聴くこと
が出来ていません。
心理的な問題/課題を
持っている場合も同じで、
乗り越えていないと
感情が作動して、
飲み込まれてしまうと、
そのままのお話は聴けません。
それ以外にも、
思考優位派、
感覚優位派
な方々がいらっしゃる、
このような状態で、
他人のお話を
そのまま聴けるように
なるためには、
技術やテクニックではなく、
聞き手が如何に
自分自身の内面と向き合って、
心理的問題/課題を
乗り越えたのか、
ということが重要になってきます。
ご自身で自覚して、
この心理的問題/課題を
乗り越えていくと、
(価値観・感情に
飲み込まれなくなると)、
反応がなしになることは
ありませんが、
比較的冷静な状態で、
判断できる自分が
実現します。
この状態で、
話し手のお話を聴いた時、
話し手側は、
本当に聴いてもらえた、
理解してもらえたと感じます。
つまりは内面が整っていて、
人気のある人に
なっている状態です。
思考優位派、
感覚優位派については、
価値判断が少なく、
心理的問題/課題の影響が
少なくなると、意識を
集中させることが出来ます。
私自身は、
思考優位派でしたので、
感覚優位派は理解できない、
と思い込んでいましたが、
例えば、
みなさん、お正月の初詣で
神社に参拝されたり、
定期的にお墓参りされたり
しますよね。
その際、ほんの少しでも、
空気の流れや凛とした感じなどを
感じられていることと思います。
ですので、感覚はそこに
意識を向ければ、
十分に鍛えることが
出来るということです。
思考優位派の人でも、
感覚優位派の人でも、
意識を向けて、
(価値観・感情の影響が
極力少ない状態で)
お話を聴くことができれば、
何かが伝わってきます。
話し手は、理解されたと感じます。
人気のある人になることは、
“多種多様な人達の
話を聴くこと”であって、
その際、聴くという過程では、
価値観・感情に
極力飲み込まれることなく、
意識を集中して話し手に
向けるということなんです。
技術やテクニックでは、
限界があります。
このように、多種多様な
人達の話を聴くことが出来て、
様々な価値観を
尊重することが出来て、
思考優位も感覚優位も
関係なく、あらゆる人格の
お話を聴くことができる人が
人気のある人になる、
周囲の人達が放って
置かない存在に
なるんだと思います。
言うは易く行うは難し、
ですよね。