今、現在、
国内情勢を見れば、
コロナ新規感染者が
毎日、Webニュースで
発表されて、
“過去最高”人数で、
緊急事態宣言や
まん延防止等重点措置などが
発令されてはいませんが、
テレビではワイドショーでも、
この話題に触れて、
予防の注意喚起が
為されていますよね。
天候は、
7月に梅雨開けしてから、
異常な高温が続いており、
熱中症によって救急搬送された、
という種のニュースも
よく見かけます。
そして、
ウクライナ‐ロシア間の戦争で
円安に伴って、
ほとんどすべての商品が
値上げになって、
この前まで何の抵抗もなく
買っていたのに、買い物かごに
入れる時、少し抵抗が出てきた、
と感じていらっしゃる方も
いるかもしれません。
さらに、
コロナ禍だからという
訳ではありませんが、
日常生活を生きていれば、
人間関係
(親子、
会社での上司部下、
ご近所付き合い
、恋愛など)、
お金(金銭的な余裕ない)、
容姿、性格などについて、
お悩みを持って
いらっしゃるかもしれません。
ご自身が持っている
理想と実際に体験する
現実の間で、
そのお悩みはますます継続的に
なっていくのだと思います。
これだけのニュースを並べて、
書いてみると、
気分が落ち込んだり、
暗い気持ちになって
みたりするかもしれません。
まさに、“今、どん底だ”、と
感じている方々も
多いのではないか、と思います。
そこで、みなさんは
“陰極まって陽に転ずる”
という言葉をきいたことが
あるんじゃないでしょうか?
陰極と陽極は
いったり来たりしていて、
陰極に達すれば、
次は陽極に向かって
動き始める。
逆もまた然りで、
陽極に達すれば、
次は陰極に向かって
動き始める。
すごく悪い時期は、
ずっと続かないし、
すごく良い時期も
またずっと続かない。
特に、すごく悪い時期の
渦中にいる時に、
辛く、苦しいので、
早く脱出したいと思うのが
人間というものです。
ですから、脱出するために
手段として、ご祈祷、宗教活動、
スピリチュアル、占い、
自己啓発セミナーなどに
散財してしまう方々も
多いと思います。
過去の私も家中に
パワーストーンを置いたり、
厄払いのお護摩を受けたり、
高額な
スピリチュアルカウンセリング
を受けたり、していました。
今、現在、当時の私が感じていた、
“だれもわかってくれない苦しさ”
“いくら努力しても
改善されない辛さ”
などをリアルに感じている方々も
きっといらっしゃると思います。
ただ、そのような辛く、苦しい
思いをされている方に、
私の経験から
申し上げたい言葉が
“陰極まって陽に転ずる”です。
まず、私の経験についてですが、
大学卒業後、新入社員になった時、
(詳細はプロフィールへ)に
営業部門に配属されました。
私なりに一生懸命に働きましたが、
全く結果に結びつきませんでした。
当時の営業部門では、
売上げ/利益金額の高低によって、
人間存在価値まで
決められていたと思います。
つまり、成績優秀な営業員は、
高待遇を受けて、
目標金額に達していない営業員は、
粗悪な扱いを受ける、
というわかりやすいルールでした。
まさに、どん底を感じていて、
早々に退職しよう、
もしかしたら、私は人間として
失格なんじゃないか、
と毎日、考えていたと思います
(陰極)。
そして、
4年目に配属が変わり、
より専門性が求められる
心臓不整脈担当部門になり、
水を得た魚で、
毎日、多忙でしたが、
充実感がありました(陽極)。
そんな日常生活が
10年ほど続いたある朝、
原因不明の全身激痛によって、
立ち上がれなくなり、
仕事が大好きという気持ち
と
自分を信じる自信が
みるみる無くなっていきました。
原因不明の全身激痛は、
周期的に私の身体を襲ってきて、
その後、
5年間は悩まされ続けました
(陰極)。
そして、ついに48歳時、
心理セラピストとして起業するために、
24年間勤めた会社を退職して、
今に至っています。
こうして、振り返ってみると、
陰極の時の方が学びが多い、
というよりも、
陰極の時しか学べない、
ということが理解出来ました。
陽極の時は、
物事うまくいっているので、
現状に疑問を感じて、
改善しようなんて思わないし、
自分の頭で考えようとは
思わない訳です。
結論を言えば、
陰極は人生を生きていく際、
とても価値のある時期で
あるということ
(ネガティブな感情に
巻き込まれない状態で、
意識的に生きること)、
陰極をあるがままに、
抵抗することなく
受け入れれば
(今までに持っていた
執着心を手放す、諦める)、
終わっていくということです。
そうはいっても、
陰極の渦中ど真ん中に
居る時は、
はやく楽になりたい、
脱出したい、と思うものです。
私もその辛く、苦しい体験を
今までに、何度も何度も経験して、
上記に提示したような、
回避する方法を
ひたすら考えていたと思います。
日常生活を
丁寧に生きていれば、
必ず陰極と陽極が
周期的に訪れ、
陰極が訪れた時には、
苦難・困難・絶望・挫折に
襲われて、
すべてのやる気が無くなって、
死にたくなるかもしれません。
ただ、その時こそ、
思い出してみて欲しい。
“陰極;悪い時期は
長くは続かない”
“今は意識的に生きるための
時期で、とても価値がある”
“今となっては要らなくなった
執着心を手放すには、
絶好のチャンスだ”
“陰極の渦中にいる時ほど、
周囲の人間の本質が見える”
などが腑に落ちると、
気持ちが楽になると思います。
どん底を自己成長するために、
意識的に使えるようになると、
本当に生きたい人生を
生きることができます。