“なんで私だけ
こんな辛い/苦しい思いを
しなきゃいけないの!?”、
と思って、
色々な本やWebで
解決方法を探してみても、
“逆境はチャンスだ”、
“やまない雨はない”、
などの常套句を言われて、
他人は勇気付けの
つもりで言っていても、
私の気持ちに
寄り添ってもらえなくて、
気分が塞ぎこんでしまった。
明日を生きることを想像しても、
全くワクワクすることもなく、
“また、今日と同じように”
時間を過ごしてしまう、
と思うと虚しさを感じてしまう。
上記にあてはまる方々、
今、とても大変な思いを
されていると思います。
毎日毎日、
希望や夢を持てなくて、
ただ時間が過ぎていく日々を
送って、
“はぁ~、今日も一日が
終わってしまった”
“今日も何も出来てなかった”
と思って、
落胆してしまうかもしれませんね。
自分で自分を責めている間、
終始、自分を蔑む言葉が
聞こえてきて、一切、
逃げ場がないですから、
本当に苦しいですよね。
私自身が何度も経験しているので、
上記の状況を
とても理解できます。
周囲の他人に、
“今、とても辛い/苦しい”と話を
聞いてもらう、だけでも、
感じる辛さは軽減されますが、
話すことさえも苦手な人が
多いと思います。
なんとかして、
はやく苦しい状況を抜け出して、
何も心配せずに平穏な
日常生活を送りたい、
と私もよく思っていました。
まず信じて欲しいのは、
“今感じている辛さ/苦しさは、
ずっと続かない”
ということです。
必ず、辛さ/苦しさは、
強弱の波があって
緩和されます。
ですから、今、辛さ/苦しさを感じる
ピークに居るのならば、必ず、弱まります。
そうなると信じてください。
次に深呼吸をすることです。
今、感じている辛さ/苦しさは、
過去に経験した現象、
それに伴う思考と感情を
未来に貼り付けて起きています。
ココロの世界では、
予期不安と言ったりしますが、
“また、以前のようになって
しまったら、どうしよう!?”
のように、過去に経験した
不安・恐怖体験、
それに伴う思考と感情が未来にも
同じように起きると
思わされているので、
辛さ/苦しさを感じています。
この状態を改善するために、
“今・ココ”に意識を
向けることが最良の改善策です。
呼吸する際、少しコツがあって、
“今・ココ”に意識を向けるために、
空気を吸っている時は、
気道を空気が通過していること、
そして、
肺に空気が溜まっていっている様子、
肺いっぱいに空気が充満した様子、
そして
空気を吐くにつれて、
しぼんでいく肺の様子
をクリアでなくてもいいので、
イメージをしながら深呼吸を
してみること、
意識を今・ココに
向けられるようにしてみて下さい。
そして、次にその日一日で起きた、
“自分にとって、良かったこと”を
3つ就寝前に書き出してみてください。
辛さ/苦しさの渦中に
いらっしゃる方々は、
“もう二度と嫌な思い・失敗したくない”
という防衛本能からネガティブ因子が
先に目についてしまいます。
この状況は、上記でご紹介した
“予期不安”の状態になり、
辛さ/苦しさは多少の強弱の波
がありますが、
ずっと続いてしまいます。
ですので、
ご自身が過ごした一日の中で、
どんなに小さいことでもいいので、
良かったこと・ポジティブに
意識を当ててみてください。
例えば、
“今日は晴れて、窓から差し込む
日差しが気持ち良かった”
“横断歩道を渡るタイミングで
信号が切り替わった”
“店員さんの接客態度が良く、
清々しかった”
など、
ホントに小さな出来事で良いので、
自分にとって良かったこと・ポジティブに
意識を向ける練習をしてみて下さい。
そして、勇気を出して、
今、辛い/苦しい、と
他人にお話ししてみることです。
ただ、話す相手は
選んだ方が良いです。
ある価値観をもって、
アドバイスや
お説教してくる人ではなく、
なんの価値判断もなく、
(見つけ辛いかもしれませんが)
ただただあなたの
お話を聞いてくれる人
がベストです。
辛くて、
苦しくて、
涙流しても、
鼻水たれても、
嗚咽しても、
洗いざらい話して、
あなたのことを
あなたらしいと思って、
あなたのお話を
聴いてくれる人が良いです。
ここまでくれば、
当初感じていた“辛さ/苦しさ”は、
かなり和らいでいて、
必要以上に不安や恐怖を
感じないと思います。
特に、
小難しいテクニックや技術は
必要としません。
何をやっても、うまくいかずに、
辛さ/苦しさで八方ふさがりを
感じている人は、
是非、お試しください。