※この内容は、
全てクライアント様から事例で
使用することに許可を
頂いています。
主訴の本質は変わりませんが、
特定の個人が
同定できないように、
再編させて頂いております。※
表題の件、
これまたよく伺う相談内容でして、
“付き合う男、
みんなダメンズばかりで、
嫌になっちゃいます。”
“彼氏に貸したお金、
催促しても、返ってきません。
むしろ、追加でお金を要求されて、
それに応じてしまいました”
“結婚する約束で、
同棲していた男が仕事を
辞めて、家でゴロゴロ、
ゲームをしています。”
“毎朝、喫茶店で
新聞・雑誌を読みながら、
時間を潰すだけで、
働いてくれません。”
これ以外にも、
いわゆるダメンズと
お付き合いして
散々な思いをしたけど、
なかなか別れられなかった、
別れて清々するはずだったのに、
喪失感が残ったなどの
お話を伺いました。
この種のお悩みを
話して下さる方々には、
共通点があるんです。
皆さん、
とても優秀で、
いわゆるキャリアウーマン
であることです。
そして、
もう一つ共通して言えるのは、
パートナーの愚痴を
なぜか嬉しそうに
お話することです。
迷惑を掛けられて、
手間を取らされて、
もう嫌だ、と
思っているはずなのに、
なぜか自慢するかの如く、
お話をされます。
そして、
話の流れで、
私が
“そんなひどい男とは、
別れたほうが
いいんじゃないですか!?”と
言えば、
クライアント様は、
“そうは言っても、
彼はとても優しい
ところがあって・・・”
とか、
“とても素直なところがあって・・・”
とか、
別れないための
言い訳をし始める、
ことがあります。
少し考えてみると、
凄く不思議だなぁと思いますよね。
バリバリのキャリアウーマン、
出来る女と呼ばれる方々が
お付き合いをする
男性がダメンズばかり・・・・。
おそらくその女性達、
仕事上で、同じくバリバリの
スーパービジネスマンにも
遭遇しているにも関わらず・・・。
ではなぜ、
優秀でいわゆる出来る
女性達がダメンズと
ばかり遭遇して
しまうんでしょうか!?
このようなお悩みがある方を
心理カウンセリングさせて頂くと、
ご自身が気付かないところで、
“他人のお世話が出来る
私には価値があるけれど、
出来ない私には価値がない”
という思い込みをお持ちでして、
付き合う男(パートナー)が
ダメンズであれば、
その男のお世話をしている
自分自身は価値がある、
と感じられるので
都合がいい訳です。
お付き合いが始まると、
“気が利く”“機転がきく”素養を
活かして、全て先回りをして、
トラブル・不便になる前に
あらかじめ対処してしまいます。
上記のように男が働かずに、
家でゴロゴロと“ヒモ状態”の方が
とても手間が掛かって、
お世話が出来るので
自分の存在価値を
感じることが出来、
安心できます。
幼少期に家族の中で、
しっかりもので、
我がままを言わずに、
弟妹の面倒をよく見て、
お母さんのお手伝いを
率先していた
長女器質の方々に
多く見られる兆候です。
お母さんの役に立てば、
“頭をよしよししてくれる”
“お母さんが、ありがとう、と
言ってくれる”
“抱きしめてくれる”
ことで、
自分は愛されている、
自分の居場所(存在価値)を
感じられる、
そして、逆に、
お母さんの機嫌が
たまたま悪くて、
冷たくされたり、
思っていたより
下回る反応であると、
“もっと、役に立たないと
褒めてもらえない、
愛してもらえない”
という思い込みが
刷り込まれてしまいます。
上記でお示しした様に、
何かが出来る自分には価値がある、
できない自分には価値がない、
という思い込みを持っていて、
なにも出来ていない
自分自身には、
価値がないと
思ってしまいますので、
その思いを感じることは、
不安・恐怖ですから、
常に、お世話ができる人を
探しては、
お世話することが
止められない訳です。
そして、
いい加減にこのような状態から
脱出したいと
思われる人は、
まず、自分自身が
存在価値を感じられないと、
不安・恐怖だから、
その不安・恐怖心を
感じなくするために、
ひたすら尽くすことが
止められない、
という状態であることに
気付くことが重要です。
何が出来ても、
出来なくても、
あなたには存在価値があります。
過剰に、
彼氏・パートナーの
役に立つ必要はありません。
あなたがご自身の存在を
大切に扱うと、あなたを
大切に扱ってくれる
彼氏・パートナーが現れます。
彼氏・パートナーの
お世話をしなくても、
ご自身が喜ぶようなこと、
会いたい人に会う、
おいしいものを食べる、
ゆっくりと時間を過ごす、
ご自身のわがままを
聞いてあげる、
などして、ご自身を
ご自身で喜ばせると
目の前の現実が
変化していきます。