
今日、Webニュースを見ていたら、
昨年、
2024年の自殺者数統計データが
発表されていました。
その内容で、衝撃を受けたのが、
小中高生は前年比16人増の529人で、
統計のある80年以降で
過去最多となったそうです。
私自身、
現在、新宿歌舞伎町で
ココロが落ち着く居場所がない
女の子達が立ちんぼを
やっている現場で
“新宿浄化パトロール”という
ボランティア活動に参加して、
売春撲滅
未成年女子の保護
精神的ケア
を目的として、
参加しています。
その最中に目撃するものとして、
2020年以降、未成年、
特に高校生女子の症例数が
劇的に増加していることに
懸念しています。
私は、
心理カウンセラーとしての
関心領域として、
依存症についても、
NADAI
(全米薬物・アルコール
インターベンショニスト協会)から
認定を頂いているので、
主要な依存対象
(薬物・アルコール・ギャンブル)
関連の
ニュースにもアンテナを立てていて、
未成年女子の過料服薬;
オーバードーズ
(違法薬物ではなく、ドラッグストアで
購入できる市販薬を用法・容量を
遥かに超える量を飲んでしまい、
意識を飛ばすこと)
から救急搬送される
出来事も懸念事項です。

これらの女の子達は、
全てと言っても
過言ではなく、
“自己肯定感が低い”と
言えます。
“自己肯定感”とは、
調べてみると、
”ありのままの自分を肯定して、
尊重して自己価値を感じることが
出来る心の状態”
ということですが、
心理界隈の言葉で
言ってみると、
優秀でない自分も、
失敗してしまう自分も、
情けない自分も、
わがままを言ってしまう自分も、
気が利かない自分も、
人格の中に存在していて、
それらを隠すために、
何者かになって
他人から承認してもらおうとせずに、
自分は自分のままでいい、
と思える心の状態のことで、
“自己肯定感”が低い状態で
ある女性は、
恋愛、結婚生活、育児に
凄く影響が出てしまい、
破綻することもあります。

内閣府が
インターネットで実施した調査で
「日本と諸外国の若者の
意識に関する調査」が
2018年に日本を含めた
7カ国の満13歳から満29歳までの
男女を対象に行われました。
この調査で、
“自分自身に満足していますか?”
という質問に、
“そう思う”
“どちらかと言えば、そう思う”を
合計すると
日本人はたった45.1%で、
この原因を敗戦経験があるからと
分析する専門家がいますが、
敗戦を2回も経験している
ドイツは81.8%、
人生がほとんど受験期/出身大学で
決まってしまう韓国でさえ73.5%で、
日本人が自分自身に
満足していない状態、
自己肯定感が低い状態で
あるといえます
“自己肯定感が低い”状態と
一言で言っても、
日常で出会う症状から
メンタルクリニックの通院が必要に
なる症状まで、
濃淡のレベルは様々です。

よく日常生活で出会う
ケースをご紹介します。
他人に甘えられない、
他人を頼れない、
わがままを言えない、
自分の気持ちを差し置いて、
他人を優先してしまう、
誰からも気にいられようとする
気持ちが強く、
常に“いい子”や“良い人”で
あろうとする。
可哀そうな立場の人に
対して過度に
共感的、同情的で
あろうとする。
子供っぽい人が苦手で、
見ているとイライラする。
こういう人、皆さんの周囲に
いらっしゃいませんか、もしくは
ご自身で自覚はありませんか?
もしくは、
自分には価値がない、
自信がなく、劣等感がつよい、
幹部やリーダーなどの責任ある立場を
任されると緊張して
本来の力を発揮できない
他人から褒められるために
過剰な努力をしたり、
過剰な競争心を持っていたり、
自分が重要な人物であることを
証明するために躍起になる、
他人からの評価をすごく気にする
プライドが異常に高い
こういう人、皆さんの周囲に
いらっしゃいませんか、もしくは
ご自身で自覚はありませんか?

私は原因不明の病気で
倒れるまでは、後者の項目に
よくあてはまっていました。
心理講座に参加すると、
数人から
“私、〇×療法のお陰で、
自己肯定感が高くなった”
という言葉を聞いてきましたが、
本当に、自己肯定感が高まった人が
“自己肯定感、高まった”
なんて言いません。
“自己肯定感なんて、別にどうでもいい”、
つまり、自己肯定感という言葉に
縛られていない状態が
高まった状態と言えます。
じゃ、
“どうやったら、
自己肯定感が高まるのか!?”
という質問があると思います。
心理カウンセリング/セラピーを
受けてもいいですが、
まずはご自身を大切にしてみてください、
重要なお客様に接するように、
自分自身に接してみて下さい。
全てはそこから始まります。