捲土重来

パリ五輪、

女子52キロ級

 

2回戦で敗退した、

阿部詩選手

 

全日本柔道体重別選手権で

優勝を飾ったという

 

ニュースをWebでみました。

 

阿部詩選手といえば、

パリ五輪で、

 

お兄さん阿部一二三選手と

兄妹、同時金メダルが

 

期待されていましたが、

下馬評に反して、

 

2回戦で敗退してしまいましたね。

 

その敗退した後、

人目をはばからず

 

号泣していた様子が

報道されていて、

 

SNS上には、

多くの方々から励まし、

 

勇気付けの言葉が

とても印象的でした。

 

 

その心傷を負っている

阿部詩選手、

 

きっとかなりのプレッシャーで

あったと思います、

 

一度は現役続行を

諦めかけ、再起を

 

かけた挑戦で、

今回、優勝を手に入れました。

 

このように、

 

“一度、

どん底を味わった人が、

再起して、

勢いを取り戻す”

 

ことを

 

捲土重来

(けんどちょうらい)

 

呼びます。

 

実は、

このような

 

捲土重来ストーリーは、

アメリカの神話学者

 

ジョセフ・キャンベルによって、

研究されており、

 

数多くの神話に

共通して見受けられ、

 

お決まりの展開が

あると報告されて、

 

“ヒーローズ・ジャーニー”

命名されています。

 

 

その展開は8つのステップがあって、

 

①天命 

②旅の始まり 

③境界線 

④メンター 

⑤悪魔 

⑥変容 

⑦課題完了 

⑧故郷に帰る、

 

とされていて、

この考えに則って大成功を

収めた作品が、 

 

ハリウッド映画では

 

「スターウォーズ」

「ロード・オブ・ザ・リング」

「マトリックス」

「ロッキー」

 

などで、

日本では

 

「千と千尋の神隠し」

「ドラゴンボール」、

 

この他にも、

人気漫画のストーリー展開にも

採用されています。

 

8つのステップを簡単に

言葉を足して説明すると、

 

 

    天命 

人との出会い、不運な事故

、内側に聞こえてくる声

などを切っ掛けに

使命・天命を見つける 

 

    旅の始まり 

天命を受け入れることが

出来ず、葛藤や戸惑いが

起きるが、

新しい一歩を踏み出す

 

    境界を超える 

最初の試練に遭遇 

本当に新しい世界へ

踏み出す

勇気や覚悟があるか試される 

 

    メンター 

師匠、メンターといった

サポーターとの出会い

 

    悪魔 

最大の敵、強力なライバル、

己の内側にある自分自身、

試練に遭遇

 

    変容 

悪魔を倒した主人公は、

英雄へと変容 

 

    課題完了 

旅のプロセスで体験した

苦悩・葛藤、手放したこと、

勇気・挑戦、出会う事が

出来た師匠、メンター、

仲間、愛する人を通して、

その旅の意味を整理し、

学び・体験・悟りを統合 

 

 

    故郷へ帰る 

主人公は旅を終えて、

元の世界に

戻っていきます

 

このストーリー展開は、

神話の話だけでなく、

人気漫画の

世界の話だけでもなく、

 

実際に人間の一生で経験する

人生脚本なのです。

 

私の事例をご紹介します。

(明確に順番通りではありません)

 

ここからのストーリーは、

長くなるので、

Part2

本文を書きたいと思います。